ちがさき丸ごと博物館

脇差し田

名称 脇差し田 別名
所在地 高田
概要 江戸時代の寛政という年号の頃、高田に平蔵という剣道の上手な人がいた。この人は大山詣りに月詣りをしていた。西久保には、稲の番をする60歳余りの老人が、馬頭観音の石碑のある辺りに番小屋を造り、昼は古本を読み、夜は稲の見廻りをしていた。秋の稲刈りの頃であった。通りかかった高田の平蔵が、この老人に剣道の真剣勝負を申し込むこと、2度に及んだ。老人は引き受けなかった。しかしたびたび強く申し込むので、やむなく大山街道で立合いを始めた。なかなか勝負はつかなかった。小1時間経つ間、互いににらみ合っていたが、老人の腕が少し上手に見えた。平蔵はついに負けてしまい斬り殺された。老人は平蔵の刀でとどめをさし、その血刀を前の脇差し田に捨てて、南湖の方へ行ったまま、音沙汰なしになったという。
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