ちがさき丸ごと博物館

尾坂家

名称 尾坂家 別名
所在地 浜之郷
概要 鶴嶺小学校の正門を左手に見ながら、最初の角を曲がると、閑静な住宅街に築二百年といわれる古民家が見える。先祖代々、家と家族を守り、尾坂邸(尾坂芳彦氏所有)と呼ばれ、地域の人々の心のよりどころにもなっている見事なたたずまい。
大正十二年(1923)の関東大震災にも耐えてきた、幾重もの歴史を経てきた独特の重みに圧倒される。梁や柱も高質な建材で、太くて量感がある。
尾坂家は先祖代々、村の行政を取り仕切った名主という有力者だっただけに、茅ヶ崎の堤を治めた大岡家ともゆかりがあった。周辺の寺の庚申塔や石碑にも先祖の名前が記されているという。しかし、この家屋がいつ建てられたにかはわかっていない。過去帳を見ると、天保十年(1839)に家屋に関する件が記されているので、尾坂さんは「築約二百年」と推定した。
敷地五百坪、建坪八十坪。 十畳二間、八畳一間、六畳四間、男衆や女中部屋などもある。
昭和三十五年(1960)、屋根を瓦に代え、その後水回りも新しくなったが、内部はほとんど手を加えてないという。自然の恵みを生かした構造で、東西南北から風が通り、陽光が一日中差し込むように工夫されている。この古民家は、まさに地域の歴史を紡いできた歴史博物館である。[茅ケ崎歴史快道 (楊井一滋:やないかずしげ)  (根) ]
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