ちがさき丸ごと博物館

芹沢焼米搗唄

名称 芹沢焼米搗唄 別名
所在地 芹沢
概要 小出地区が都市資源/市指定文化財/昭和54年3月31日 市重要無形文化財指定。昔、苗代(なわしろ)に種籾(たねもみ)をまいて稲の苗を育てていたころ、種まきの仕事が終わるのは4月末から5月の初旬にかけてでした。この仕事が一段落したとき、秋の豊作を祈って、家々では「種まき正月」というお祝いをしました。このお祝いを他の地方では水口(みなくち)祝いというように、苗代にした他の水口、つまり水の取り入れ口に供え物をするのです。焼き米はそのときのお供えに用いられました。神棚に供えたという家もあります。焼き米は、水でふやかした籾(もみ)を蒸した後、炒って(いって)臼(うす)でついてつくります。単なる食べ物ではなく、豊作祈願という信仰的な行事の食べ物だったのです。焼米(やきごめ)搗唄(つきうた)は、二斗バル臼に入れた籾を千本杵(きね)でつくときに歌うものです。6人の人が1本ずつの杵を持ち、右回りに回りながらつきます。臼の縁を打つ音が独特です。詞型は七五五七四型で、これは江戸時代以前の古風をとどめているといわれています。現代では、焼き米をつくる習慣が消えかかっているので、この歌も伝える人が少なくなっています。作業唄の多くは、作業抜きで歌だけを伝えるということが難しいのです。昔は村の若い人たちが寄り集まって楽しみながらついたのですが、そのような光景はもう見ることができないでしょう。芹沢焼米搗唄保存会により伝承され、毎年秋に行われる茅ヶ崎市郷土芸能大会などで見ることができます。 めでたいここの神棚に  唐金で固めた恵比寿大黒 めでたいことが重ね来る  嫁はとる   妹は縁につきそよ 焼米搗きにゃ人頼み  うちの嫁 隣の小嫁小姑 田の神さまの申すには  臼と杵 おなごの声を喜ぶ
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