ちがさき丸ごと博物館

力持ちの市兵衛

名称 力持ちの市兵衛 別名
所在地 円蔵
概要 茅ヶ崎の伝説・昔話/円蔵の○○屋さんのおばあさん(今の人のひいおばあさん)が、円蔵の殿様の娘だということを聞いたけれどな。その家の子どもに、みつ口の子ができたそうな。近所の子どもにかまわれてしょうがない。それでおふくろがくやしがって、「どうかして敵一倍の力を出してくれ。」といって二十三夜様に拝んだ。夕飯を食べて、二十三夜様があがると、自分の家の高いところにあがって、頭の上に手桶一杯の水をのせて、おてんとう様があがるまで21日間願かけをした。あした21日になるという20日目に、子どもを千ノ川に連れていった。敵一倍の力をためしたいが、試してみるものがない。家の戸板を持ってきて、上からカボカボと流れてくる千ノ川に入り、「向うから流れてくるのが敵だから、その倍流れ返してごらん。」というと、子どもはその倍上に流し返したという事を聞いた。まったく力持ちだね。円蔵の殿様が戦にいった。負け戦だったそうだ。殿様が馬に乗ってるのを、馬と殿様一しょにかついで逃げてきてしまったのが、その敵一倍の力を授かったみつ口市兵衛だった。殿様は死んでも市兵衛のそばにいきたいといっていたそうです。今でもお墓があるそうです。殿様と一しょにいかっているそうです。(あしかび郷土史研究グループ編『としよりの話』1 昭和50年)
[茅ヶ崎市史③ 考古・民俗編  (根) ]
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