ちがさき丸ごと博物館

虫送り

名称 虫送り 別名
所在地 市内全域
概要 田植後、7月下旬 このころになると水田に病虫害が発生するので、追い払う行事をする。(7月〜8月中)
七~九月中に、田に害虫がわけば虫送りをした。
今では行われることもなく、当市では実際に経験した人も少なくなっている。虫送りはムラ全体の行事であったが、その時期は定まっておらず、七月から九月ごろの間に害虫が発生するとそのつど行われたようである。
虫送りの方法には何種類かがあった。お札をもらって田にたてる(今宿・芹沢)。松明を焚き、鉦(かね)を叩きながら「稲の虫を送れ」といって田を歩いて村境までいく(浜之郷・香川・芹沢)。神社の世話人が竹の駕籠(かご)を作り、中に榊の枝をさし、中央に御幣を入れ、駕籠のまわりにシメを張る。これを虫送りの輿(こし)といい、若い衆や子供たちががついで行列をなし、旗を持って鉦や太鼓を叩きながら「オークレオークレ 稲の虫送れ」と叫んで田畑をまわり、最後に輿を川、あるいは海に流した。流すときには「大島の子供は寒いぞとて泣いてきた なあんとて泣いてきた お寺の小僧が泣いてきた なあんとて泣いてきた 寒いぞとて泣いてきて あの小僧どうしたい みかんかごに入れて 大島に流したい」と唱えた(柳島)。藁で牛のようなものを作り、それをかついで「稲の虫送れ」といいながら虫を送り、最後に牛を川に流した(赤羽根)などの方法があった。 (根)
[茅ヶ崎市史③ 民俗編 第六章 年中行事より (根) ]
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