ちがさき丸ごと博物館

煤掃き

名称 煤掃き 別名
所在地
概要 歳神を迎えるには、家の中を清浄にしておかなければならない。暮れの大掃除を煤掃きとか煤払いとよぶ。正月の準備として最初に行う行事である。十二月の八日をオコトハジメとかシワスヨーカといい、この日がくればいつ行っても良い。家財道具をみんな屋外に出し、畳をあげて干す。昔の農家造りの家で、全部の部屋に畳を敷くようになったのは比較的新しいことで、今の家の居間にあたるザシキという部屋はいつもは板張りであった。そこに正月の間は畳を入れるが、それはこの煤掃きの日である。正月がすむとまたあげておく。
女竹を二本束ねて、天井・屋根裏の煤を払う。終われば竹は道祖神に納めておく。古くなった雛人形やお札・ダルマも一緒に出す。
神棚もふき清めるので、神棚を動かすから、朝、アズキ飯など供えてからとりかかるという家もある。昼飯は、家の中がごった返しているので外で食べる。外かまどで手のかからぬおじやなどを作る。煤がコロコロ落ちるようにといい団子を作った。寒い日はいやだったが、天気の良い日なら、筵の上で食べるおじやの味は格別だったという。夜はかわり物を作り、神棚にお燈明をあげ、新しく敷いた畳の上で、気持ちの良い夕食をした。
[茅ヶ崎市史③ 民俗編 第六章 年中行事より ]
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