ちがさき丸ごと博物館

藍甕

名称 藍甕 別名
所在地
概要 藍染めをするときに使う甕(かめ)を藍甕といいます。昔、茅ヶ崎で使われた藍甕が3本、文化資料館に保管されています。明治、大正時代まで、この地方の農家では木綿の糸を買ってきて、紺屋(こうや)と呼ばれる染物屋で藍色に染めてもらい、その糸を自分の家で機織り機(はたおりき)にかけて布をつくっていました。中には、畑で綿を栽培して綿花から綿を紡ぐ家もありました。今宿で染物屋を営んでいる齊藤さんが、紺屋をやっていたころ使っていた藍甕は、高さ90cm、口径約70cmあり、大人が一人楽に入れる大きさで、内側には藍がべっとりとこびりついています。愛知県の常滑でつくられたもので、おそらく明治時代のものと思われます。
齊藤さんが紺屋をやっていたころは、藍甕が仕事場に20本埋まっていたそうです。そしてこの甕の藍を使って印ばんてん、のれん、前掛け、のぼりなどの布地を染めていました。紺屋は、茅ヶ崎には齊藤さんのほかに下町屋、高田、南湖などにありましたが、おおかたは大正末までにやめています。

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