ちがさき丸ごと博物館

アマサギ(サギ科)

名称 アマサギ(サギ科) 別名
所在地 芹沢・行谷地区の水田
概要 水田に水が張られた5月、東南アジアから夏鳥(※1)として渡来してきます。
よく見られるコサギよりもやや小さく、市内で見られるサギ類の中では、最も小型です。
西久保の水田で記録されることもありますが、主として見られるのは芹沢・行谷地区の水田地帯です。
渡来したばかりの頃は全身白色ですが、しばらくすると頭、首、胸、羽の一部がオレンジがかった黄色(亜麻色)に変わります。
この美しい色が、和名の由来となっています。
エサは、水田・湿地に生息する甲殻類、カエル類、ドジョウ、ミミズや昆虫類などです。
繁殖期は初夏ですが、市内では繁殖地が確認されていません。
ふだんは数羽から10羽ぐらいの小さな群れで生活します。
10年ほど前までは40羽の群れが記録されたこともありますが、近年は渡来する個体数が減っています。

(※1)春に南から渡ってきて繁殖し、秋に戻っていく渡り鳥[ちがさき丸ごとふるさと発見博物館(2016年8月24日 岸)]アマサギは、レンゲの花が咲く4月下旬~6月にかけて、茅ヶ崎の農耕地に渡来してくる夏鳥(※1)です。
数羽の群れでいることが多く、大きさは50センチメートルほどです。
くちばしは短く、首はほかサギ類より太く短いため、ずんぐりした体型に見えます。
頭から胸にかけては鮮やかなオレンジ色で、それ以外は白く、オレンジ色を美しく引き立てています。
アマサギの名は、羽根が亜麻色(黄色がかった薄茶色)であることに由来します。
平地から山間部の農耕地などで見られますが、他のサギ類に比べ、乾燥した草原を好む傾向があります。

田んぼの1年は田おこし(※2)から始まります。
田おこしによって出てきたミミズや昆虫はアマサギのえさになります。
また、代かき(※3)の作業により、カエル、ドジョウなどの生き物も飛び出して動き回ります。
アマサギは、千里眼のような目で小さな生き物を見つけては、生き物の動きに合わせて、ジグザグに動き回って鋭いくちばしで捕まえ、飲み込んでしまいます。

6月頃の田んぼでは、苗の緑色とアマサギの亜麻色の鮮やかなコントラストが見られ、自然が生む色彩の美しさを感じさせます。

繁殖期になると、くちばしから目にかけて婚姻色(※4)の濃い赤紫色になります。
この時期に、「ゴァ」という鳴き声を聞くことができます。
また冬になると、オレンジ色の部分が白くなり、全身が真っ白になります。

(※1)春に南から渡ってきて、秋に戻っていく渡り鳥
(※2)田んぼの土を掘り起こすこと
(※3)田んぼの土を細かくして、表面を平らにすること
(※4)動物の繁殖期だけに現れる体色
[茅ヶ崎市文化資料館編「文化資料館ブックレット3 ちがさきの身近な野鳥」p22-23.茅ヶ崎市教育委員会.2013年10月]夏鳥。西久保や小出地区の水田でまれに見られる。
昆虫類、カエルを捕食する。
小形のサギで、くちばしは他のサギより短めである。
夏羽は頭から胸、背は橙色になる。
グワァァと鳴く。[茅ヶ崎市文化資料館編「文化資料館ブックレット3 ちがさきの身近な野鳥」p45.茅ヶ崎市教育委員会.2013年10月]
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