ちがさき丸ごと博物館

甘沼

名称 甘沼 別名
所在地 甘沼
概要 茅ヶ崎駅の北口から小出の方に行くバスに乗ると、高田までは平坦(たん)地であるが、そこを過ぎると長い坂道になる。この坂道のあたりが甘沼である。江戸時代は甘沼村といった。市の中心部からここまでは市街化区域であるので、宅地化されている。「皇国地誌」草稿には地名の由来を、「かつてこのあたり一円の沼地で、甘草(アマクサ)が茂っていた所を開いたことによる」と書いてあるが、この説はどうもこじつけとしかいいようがない。しかし、村の中に清水が湧(わ)き出ている所があったことは古老が伝えている 坂を登り切った所に殿山公園がある。大変眺めの良い所で、東は三浦半島、江ノ島、正面は相模湾、西は伊豆、箱根、富士山が良く見える。村氏神、八幡社の境内に資料としての価値の大変高い庚申塔(こうしんとう)があった。江戸時代初期の承応3年(1654)のもので、4本の腕を持つ青面金剛(しょうめんこんごう)と2匹の猿が彫ってある。江戸中期になると青面金剛と猿は庚申塔には付き物になるが、この塔はその先駆けとなっているものである。寒川町大曲(おおまがり)にある承応2年の庚申塔が全国で最も古く、2番目がこの塔である。今は県立博物館に収蔵されている。

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