ちがさき丸ごと博物館

阿弥陀三尊像(宝生寺)

名称 阿弥陀三尊像(宝生寺) 別名
所在地 西久保546
概要 昭和34年6月27日指定、国指定重要文化財。阿弥陀如来は西方極楽浄土の教主で、念仏を行う者をその浄土へ導く仏として、平安時代に急激に信仰が広まりました。今でも浄土宗系の寺院では、本尊とされていることが多いようです。三尊像とは、中央の主尊と、両脇の二体の脇侍が一組になっている仏像の形式です。そのなかの1つ「阿弥陀三尊像」は、阿弥陀如来を本尊とし、左右に観音・勢至の二菩薩を脇侍とする三尊をいいます。法生寺の像は立像で、青銅の鋳造方式でつくられています。主尊は高さ58.3センチ、観音菩薩は32.9センチ、勢至菩薩は33.8センチです。この三尊像は、次に挙げる3つの特徴によって国指定重要文化財となっています。第一は全体が均整のとれた大変美しい姿をしていること、第は鎌倉時代のものと考えられること、第三は善光寺式であることです。この三尊像の元になっている善光寺の本尊は昔からの秘仏で、だれも見た人はいないそうです。しかし、鎌倉時代からその模造仏がつくられ、宝生寺の像もその1つです。善光寺式は、印の結び方や光背のあり方が他の阿弥陀像と違っています。県内には、鎌倉の円覚寺のものを含め六体ほどあります。宝生寺の像は、昔から「見れば目がつぶれる」といわれ、60年に1度しか開帳しませんでした。「昭和15年の暮れの大掃除のとき、厨子(ずし)からネズミが飛び出して、村の人が心配して扉を開いたところ、思わず立派な仏像だったので、文部省に届け出て、戦前の重要美術品の認定を受けた」と郷土史家の山口金次さんが書き残しています。どうしてこんなに優れた仏像がこの地にあるのかは大きな疑問ですが、今のところ何も分かっていません[]
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