ちがさき丸ごと博物館

ウグイス(ヒタキ科)

名称 ウグイス(ヒタキ科) 別名
所在地 丘陵地から平地のやぶ(市街地、中央公園、庭)
概要 大きさはスズメほどで、頭から尾の背側は茶褐色を帯びた緑色で、腹に向かって淡くなっています。目の上の白いラインがポイントです。横枝に止まり、尾を軽快にパッパッと振り、忙しく体の向きを変える点が印象的です。秋から春にかけて市街地や公園、民家の生け垣で枝から枝へと移動しながら、好物の昆虫を食べる姿を見ることができます。また、熟した柿も好みます。シベリア南部、中国、フィリピンのルソン島などに分布していて、日本でも北から南、平地から3000メートルを超える高地に至る広い範囲で見ることができ、繁殖もしています。通常は草原、やぶや林などの背の低い植物がしっかり生えているところに住んでいます。ウグイスの鳴き方には、雄の縄張り宣言や雌を呼ぶためのさえずり、秋から冬にかけて親や子、敵に対して雌雄が発する地鳴き(笹鳴き)などがあります。地鳴きは、「チャッ、チャッ」と舌打ちのように鳴きます。また、「ホーホケキョ」というさえずりを「法 法華経」と聞きなします。山間部では、警戒しているときに谷渡りといって「ケケケケ、ケッキョ、ケッキョ」という鳴き声を聞くことができます。 「梅にウグイス ホーホケキョ」といわれるように、ウグイスは日本人に古くから愛され親しまれています。ウグイスは、その姿よりも鳴き声が魅力です。現在では少なくなりましたが、江戸時代には、飼っているウグイスの鳴き声の優劣を競う「鶯(うぐいす)合わせ」も盛んでした。エンドウ豆を煮た物が「うぐいす豆」、和菓子の「うぐいすもち」など、ウグイスにまつわる名称の多さからも、日本人との文化的なかかわりの深さがわかります。梅の花が香りを漂わせるころに現れるウグイスですが、実は梅との縁はあまりありません。梅の花のみつを吸いにくるのは、メジロなのです。
[文化資料館ブックレット3  身近な野鳥]
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