ちがさき丸ごと博物館

ウスバキトンボ

名称 ウスバキトンボ 別名
所在地 市内全域
概要 夏の終わりから秋にかけて、市内のあちこちの畑や田んぼの刈田の上をウスバキトンボの群れ飛ぶ光景が見られます。1本の草に、鈴なりになってぶら下がり休む姿も見られます。体長は4cmほど、アキアカネなどの赤トンボ類とよく間違われますが、系統的にはかなり異なるグループのトンボです。体は全体が薄い褐色で、羽の付け根と先端が薄いオレンジ色です。名前は、「薄翅黄トンボ」の意味です。一見弱々しく見えますが、飛ぶ力はなかり強く、はるか南西諸島から風に乗り、長距離を移動します。世代を繰り返しながら北上し、中には津軽海峡を渡り北海道へ到達するものもいます。旅先で雌は、湿地、池、水たまり、プールなどに産卵します。幼虫期間は短く、孵化後25〜30日で成虫になり、夏の間に何回か発生を繰り返します。しかし、このヤゴは寒さに弱く、4度以下になる場所では生息できません。茅ヶ崎市内で冬を越すことはできないのです。プールのヤゴも死んでしまいます。それでも、ウスバキトンボは南からやって来て産卵します。なぜそんなに北上したがるのでしょうか。本能と言えばそれまでですが、種の拡大意欲に、私はたくましさを感じます。普段は4月下旬から11月上旬まで見ることができます。
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