ちがさき丸ごと博物館

ウワミズザクラ

名称 ウワミズザクラ 別名
所在地 北部丘陵の谷戸の斜面の雑木林
概要 ウワミズザクラは、昔この木材に溝をほって亀甲の占いをする時に使ったので「上溝桜」と言っていたのがなまったものだそうです。
四月下旬から五月にかけて、枝の先に白い小花が穂になって咲きます。コップを洗うブラシのような形をしていて上品な花です。ソメイヨシノやヤマザクラより花期が遅く、まわりの木々が若葉を広げたころ上向きに咲くので、花に気づかないうちに実になっていたりします。花は似ていませんが幹の皮も葉もサクラに似ていて、同じバラ科、サクラ属の仲間です。神奈川県では三浦半島と箱根にはみつかっていません。茅ヶ崎市では、北部にある谷戸の斜面の雑木林でケヤキやコナラなどと共に見られます。特別めずらしい木ではありませんが、花をつけるような古木は少なく、特に近年開発などによりその数が減り、花見ができるのは数本でしょう。夏になると、果実は緑から黄、赤と変わり、更に黒く熟します。新潟から東北地方にかけては花や若い実を塩漬けにしたり、赤くなるのを待って果実酒にもするということですが、茅ヶ崎では少ないこともあって、利用するという話はきいたことがありません。これによく似たイヌザクラがありますが、ウワミズザクラより花穂も葉もやや小型で樹皮は縦に細かく裂け、また花の下に葉のないことで区別できます。芹沢の柳谷戸には、ウワミズザクラとイヌザクラが仲良く並んで咲く場所があります。
/サクラといえば、ソメイヨシノやヤマザクラをまず思い浮かべますが、同じバラ科のサクラ属でありながら、ウワミズザクラ、イヌザクラは、いささか不遇の立場にあるようです。ソメイヨシノが葉が出るより先に花を咲かせ、華やかに木全体を桜色に染めるのに対して、ウワミズザクラは花期が遅く、4月下旬から5月にかけて花をつけます。雑木林の木々が新緑に覆われたころ、枝の先に小さな白い花が、コップを洗うブラシのような穂状に咲きます。イヌザクラもよく似ていますが、ウワミズザクラより花穂や葉がやや小さく、花穂の下に葉がないことで区別します。ウワミズザクラは、日当たりの良い谷あいや、沢の斜面に好んで生える木です。神奈川県には広く分布しますが、三浦半島と箱根では見つかっていません。茅ヶ崎では、北部丘陵の谷戸の斜面の雑木林に普通に見られますが、花を付ける大木は少なく、数えるほどしかありません。ウワミズザクラの名の由来は、昔、亀甲で占いを行うときに、この木を火おこしに使っていたため「占見桜」と呼んでいたのが転化したという説があります。材質は強く、木目は緻密なので、建築・彫刻用に、樹皮は桜細工に用いられました。若い花穂は塩漬けにして食用にされ、新潟ではアンニンゴ(杏仁香)と呼ばれています。
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