ちがさき丸ごと博物館

オオバコ(オオバコ科)

名称 オオバコ(オオバコ科) 別名
所在地
概要 オオバコ(大葉子)の名は、葉が広く大きいことに由来します。日当たりの良い路傍、荒地、芝地などに普通に見られ、古くから親しまれている多年草です。葉は根から直接生え、太い脈が目立ちます。花を付ける茎は葉の間から伸び、花は1本の穂のように付き、下から上に咲き上がります。果実は熟すと横に裂け、中に黒褐色の種子が4〜6個入っています。オオバコ属の植物は県内に7種、市内で4種(オオバコ、トウオオバコ、ヘラオオバコ、ツボミオオバコ)が記録されています、ヘラオオバコはヨーロッパ、ツボミオオバコは北アメリカからの帰化植物です。オオバコは薬用植物としても有名で、生薬としての呼び名は種子を車前子(しゃぜんし)、花期のオオバコを車前草(しゃぜんそう)といいます。民間薬使用では、おでき、腫れ物、咳止め、漢方薬使用では、利尿、強壮などに効能があるとして利用されてきました。車前子、車前草というのは、オオバコが車の通った跡に沿って生えることからきています。若葉はおひたし、油炒め、天ぷらなどとして食され、実に利用価値の高い植物です。オオバコは大変丈夫な植物で、人に踏まれるところに生え、何度踏まれても耐えられる草です。このような植物には、踏み付けに弱い植物は育たないので、踏み付けに強いオオバコは、太陽の恵みを充分に受けられるため成長できるのです。踏み付けに強い植物は他にクサイ、オヒシバ、チカラシバ、カゼクサ、シバなどがあり、これらで構成される植物群落を「踏みあと群落」と呼びます。種子の成分に粘着質があるので、露などの水分を含むと人の靴やズボンのすそ、車輪について運ばれます。オオバコは踏み付けられて育つ草で、人の往来のあるところ、つまり人里に近いところに生育する植物なので、山で道に迷ったときオオバコに出会ったらまず安心して良いでしょう。

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