ちがさき丸ごと博物館

押送船

名称 押送船 別名
所在地 中海岸2-2-18(文化資料館展示)
概要 文化資料館1階の漁具の展示の中に、押送船の模型があります。辞典などでは「おしょくりぶね」と読ませていますが、茅ヶ崎あたりでは昔から「おしょくりぶね」と呼んでいたようです。江戸時代から、江戸を中心に、運搬船として房州(現在の千葉県)や八丈の島々、伊豆の一帯で広く使われていました。古記録にもしばしば名前が登場しますので、当時は、ごく普通に見られた船ですが、今はその実物は関東のどこを探しても1隻も残っていません。実物は全長12m、順風の時は6反の帆を張って走ったということです。主に生魚や塩魚、小麦やまき、炭なども運びました。船足が早いことが特徴で、七挺櫓(ちょうろ)を備えていました。資料館にあるこの船の模型は、かつて茅ヶ崎の海岸で造船所を営んでいた故加藤賢蔵さんが昭和50年につくったものです。模型の長さは108?、幅は18?の大きさで、3本の帆柱と7挺の櫓を備えています。加藤さんは生前、「関東大震災のころまでは、押送船が沖を通るのを見た」と言っていました。明治になって陸上運送が発達するに従って、この船も姿を消したのです。
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