ちがさき丸ごと博物館

鬼源さんと田虫

名称 鬼源さんと田虫 別名
所在地
概要 昔南湖の下町に鬼源さんという力持ちの魚売りがいた。毎日寒川を通り厚木・八王子の方まで天秤で魚を売っていた。鬼源さんにはいつ頃からか首根っ子に田虫が出来ていた。ある朝早く、寒川神社の大門を通るときたない乞食のようなお婆さんと色々の話をし、田虫の話になった。田虫の治し方も教えてくれた。「自分が治ったら、人も治してやりな」鬼源さんはこのお婆さんの話を半信半疑で聞いたが、ふいと後ろを向くとお婆さんはいつの間にかいない。不思議に思いながら1日魚を売り歩き帰ってから言われた通りにおまじないをやると田虫はすっかり治った。その治し方は3本藁を左縄にし、下を結んで神棚に供え三日月さまに祈る。3日目毎に縄をなって、お月さまに祈ると田虫の輪が段々小さくなり、何日目かにすっかり治ってしまう。その後自分だけでなく、近所の人に頼まれれば治してやったり、すっかり有名になり随分遠くから治しにやって来た。孫嫁が手伝いがてら見よう見まねでそれを習い人助けをしようとしても、どうしても呪文を覚えられなかった。
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