ちがさき丸ごと博物館

鶴嶺八幡社のイチョウ

名称 鶴嶺八幡社のイチョウ 別名
所在地 浜之郷462 (鶴嶺八幡宮社殿前)
概要 鶴ヶ岡八幡宮の大銀杏の兄弟であるらしい。
昭和37年10月2日、県指定天然記念物。茅ヶ崎には9件の県指定文化財がありますが、そのうち2件はイチョウです。1つは浄見寺のオハツキイチョウで、もう1つは浜之郷、鶴嶺八幡本殿前の石の階段の、向かって右側の大木です。樹高は27メートルほど、目通りの周囲は9メートル余りあり、ぐるりとしめ縄が張ってあって、神社のご神木になっています。幹の東側から北側にかけて根元からたくさんの萌芽があります。主幹は、萌芽が癒着(ゆちゃく)して成長したか、幾本かの実生が癒着したかのようにも見えますが、本当のところは分かりません。この木は、太さの点で県内のご本の指に入る巨木です。ちなみにその最大のものは、山北町中川にあるほうきスギで、これは、目通りが12メートルだそうです。明治時代の記録に、鶴嶺八幡社は、平安時代の半ば、源頼義が陸奥の国(青森県の辺り)で起こった安部氏の乱を平定するためにこの地を通った折に、戦勝祈願のために石清水八幡宮を祭ったことに始まり、その後長男の義家が父の応援に向かう際、現在の地に祭りなおしたとあります。地元では、義家がそのとき手植えしたと伝えられています。この話が事実とすれば、樹齢は900年を超えることになりますが、昭和63年に神奈川県教育委員会が行った樹木総合診断調査では、440年以上と推定されました。この調査は、直径約7ミリほどの長い成長錐を、地上1.2メートルのところで幹の四方から差し込み,年輪を抜き取って数えるというものでした。イチョウの仲間は、約2億5000万年前に始まる中生代にはたくさん生えていましたが、氷河期にほとんどが絶えて、中国に残された一属一種が、朝鮮半島を経て日本へ持ち込まれたと言われています。日本への渡来は室町時代であるという説が有力だそうです。平成7年2月、危険防止のために樹形整備を行いましたが、樹勢はすこぶる旺盛です。
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