ちがさき丸ごと博物館

クズ(マメ科)

名称 クズ(マメ科) 別名
所在地
概要 秋の七草の1つであるクズの際立った生命力は、古代から知られていたようで、万葉集には、そのたくましい生命力を「はふ葛(くず)」とか「真葛原(まくずがはら)」と表現して詠んだものが14首もあります。その1つが、「大崎の荒磯(あらそ)の渡 延(は)ふ葛の 行方も無くや 恋ひ渡りなむ」です。また古今和歌集では、クズの大きな葉は、風が吹くと白い葉裏が遠くからでも目立つことから、情念的なたとえとして詠まれています。その1つが、「秋風の ふき裏がへす 葛の葉の うらみてもなほ 恨めしきなり」です。このように、古代の歌人に生き生きと詠まれたクズは、昔から有用植物として知られ、根は葛紛や葛根湯(風邪薬)に、茎は葛布にする繊維に、葉は飼料にと利用されてきました。クズの名前は、葛粉の産地として有名な奈良県の国栖(くず)(吉野町)に由来するといわれています。

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