ちがさき丸ごと博物館

浄見寺の寺林

名称 浄見寺の寺林 別名
所在地 堤4330
概要 昭和42年7月21日、県指定天然記念物。大岡家の墓地を囲むように、県天然記念物指定のオハツキイチョウをはじめ、スダジイ、シラカシ、エノキ、ケヤキ、タブノキ、ヤブニッケイ、モチノキ、ヤブツバキ、カクレミノ、クロマツ、イヌツゲ、ナギ、ヒサカキなどの木々が茂っています。これらのうち、スダジイ、タブのキ、ヤブニッケイなどは、この地域の潜在自然植生を構成する樹種です。潜在自然植生とは、仮に全く人の手が加わらなかったとき、その土地がどのような自然植生となるかを、理論的に考察したその地域固有の植生のことです。浄見寺の寺林は、近年周辺の緑が次第に破壊されていく中で、自然林としての完全な姿は失われていますが、その面影を残す貴重な樹林です。指定面積は7000平方メートル余りあります。北部丘陵地域に見られる樹林でもっとも大きな面積を占めるのは、落葉広葉樹林と呼ばれる適度に管理された雑木林です。したがって、浄見寺の寺林に見られるような常緑広葉樹(1年中光沢のある幅の広い葉がついている樹種)で構成される林は、茅ヶ崎の潜在自然植生を代表する樹林として大変貴重なわけです。これらの木には、サネカズラ,キズタがからみ、林床にはヤブラン、ジャノヒゲなどが生えています。このような常緑広葉樹林では植物の種類が限られ、林床も暗いことから、樹林に見られる動物は多くありませんが、タブノキで発生するアオスジアゲハ・ホシベニカミキリ、カシ類で発生するムラサキシジミ、ヒサカキで発生するホタルガのほか、コカブトムシ、ウスバカミキリなどの昆虫が生息しています。鳥類ではアオサギ、アオバズク、メジロ、そして近年減少しているフクロウが見られることもあります。
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