ちがさき丸ごと博物館

スズメ(ハタオリドリ科)

名称 スズメ(ハタオリドリ科) 別名
所在地
概要 人間にとって最も身近な野鳥で、日本全国で見られます。街中や畑など、人里で暮らし、深い森や高い山では逆に見られなくなります。体長は14センチ程度、メスもオスも同色で、茶色の頭に、くちばしとのどが黒く、ほおには黒いはん点があります。春には枯れ草、枯れ葉、ワラ、糸くず、ビニールの糸などを使って、家の屋根瓦のすき間、戸袋の中、木の穴などに巣を作ります。やわらかい動物の毛や鳥の羽根、シュロの毛やコケなどで産座をつくり、そこに4〜8個の卵を産みます。途中で、ヘビやカエルに食べられて数が減ると、卵を産み足します。12〜14日間、親鳥は交代で卵を温め、卵がかえると、ヒナのために小さな昆虫や幼虫などのエサを運びます(ピーク時には1日400回近くにもなります)。ヒナは2週間ほどで巣立ちし、その後7〜10日で親から独立します。秋になると、子別れしたスズメたちは、郊外の農耕地や田んぼに移動して群れをつくります。田を荒らすスズメは、昔から害鳥として嫌われてきましたが、春から夏には、作物につく虫を大量に食べてくれます。農作物を守ろうと、スズメを大量に退治したため、翌年害虫が大発生して、大きな被害を受けたという話もあります。このように人間に捕われてきた記憶がスズメを警戒心の強い鳥にしているのかもしれません。繁殖期以外、スズメは、集団でアシ原や竹やぶなどをねぐらとします。冬は枯れた雑草の種や、人間の残ぱんなどを食べて乗り切ります。
[文化資料館ブックレット3  身近な野鳥 (根) ]
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