ちがさき丸ごと博物館

タケニグサ(ケシ科)

名称 タケニグサ(ケシ科) 別名
所在地
概要 熱帯地方の植物のように見えることから付いた別名が、チャンパギクです。チャンパとは、昔ベトナム南部にあったといわれる国の名前で、「チャンパから来たキクに似た葉の植物」という意味だそうです。実際の分布域は本州、四国、九州、台湾、中国大陸です。タケニグサという和名の由来には、いろいろな説があります。茎の中が空洞になっていて、枯れ残ったときの姿が竹に似ているため、という説が有力だそうです。タケニグサはケシ科の多年草で、日当たりの良い荒れ地などに生え、茎は粉をふいたように白っぽく、2メートル近い高さに成長します。葉も大きなものは長さ30センチぐらいあり、裏は白くて細い毛で覆われています。花も変わっていて、50センチほどの円すい状になり、まず1cm前後の白い棒状のつぼみを多数付けます。これは花を包んでいる2枚の白いがくで、開花するとすぐ落ちてしまいます。そしていわゆる花びらに当たる部分がない、羽毛のような花が6〜8月に咲きます。葉や茎の印象ばかり強いタケニグサですが、花の様子は楚々としていてイメージが違い、驚かされます。バラに少し甘ずっぱさを加えたような、とても良い香りがしますが、実は毒草です。茎を折ると、いかにも毒々しいオレンジ色の乳液が出ます。中国では薬草として用いられることがあるそうです。また日本では、水洗トイレが普及しなかったころ、うじ(ハエやアブの幼虫)の駆除に使われたこともあるそうです。
[]
イメージ