ちがさき丸ごと博物館

タチツボスミレ

名称 タチツボスミレ 別名
所在地 海に近い道端から、北部丘陵地
概要 桜が咲く頃、野ではいろいろなスミレが次々と花をつけます。 日本はスミレの種類が多いと言われますが、寒い間玄関先彩るパンジーなどの園芸種は別として、市内では野生のスミレが12種確認されています。北海道から沖縄まで最も普通に見られ、個体数の多いことではまさに日本を代表するスミレと言えます。県内でも全域に広く分布し、丹沢や箱根の山地にもあります。ソメイヨシノが満開になるころ、市内でも海に近い道端から、北部丘陵地の林の中から春を告げてくれます。このスミレがもっとも好む環境は、草刈りなど人の手が緩やかに加わった明るい林や土手で、人と自然が仲良く暮らしているところといえるでしょう。スミレの仲間を見分けるときは、まず地上に茎があるか、それとも茎がなくて根元から直接葉や花が出ているかがポイントになります。タチツボスミレは茎のある仲間です。茎を立て、葉はハート型、淡い紫色のスミレが林の縁などで群れ咲いていたら、それは間違いなくタチツボスミレでしょう。市内で見られる有茎種は、他にツボスミレとニオイタチツボスミレがあります。ツボスミレは水田の畔のような湿地で白い小さな花をつけます。濃い紫色で芳香のあるニオイタチツボスミレは市内では稀で、ただ1ヶ所、甘沼の草地での記録があるだけなので、まずお目にかかることはないと思います。スミレの仲間は春の花が終わってもますます元気で、晩秋になっても果柄をピンと立て、3つに裂けた果実にたくさんのタネを乗せているのが見られます。つぼみもありますが、花開くことはありません。これはつぼみのまま実を結ぶ閉鎖花で、春の花よりも結実する率が高いと言われています。
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