ちがさき丸ごと博物館

ツバメ(ツバメ科)

名称 ツバメ(ツバメ科) 別名
所在地 市街地の軒下、畑、河川
概要 3月下旬になると、ツバメがスイスイと舞うように飛ぶ姿が見られるようになります。フィリピンやマレー半島などのはるか南方から子育てにやってきます。体は黒くてお腹が白く、のどは赤茶色、2つに分かれた尾がえんび服のような小粋な姿です。ツバメ以外にも、イワツバメやコシアカツバメ、また、科の違うヒメアマツバメ(アマツバメ科)などよく似た種があり、見分けるのはなかなか難しいものです。ツバメは「チュクチュクジュリジュリリグィー」という風にさえずりますが、これを聞きなし(※1)で言うと「土食って虫食って渋い」などと聞こえます。昔から稲作の盛んな日本では、虫は食べてもコメを食べないツバメを益鳥として大切にしてきました。ツバメが来ると縁起がよいと言い、商店街など文字通り軒を連ねてツバメが巣を掛ける光景も珍しくありませんでした。ある地方では、4月8日の灌かん仏ぶつ会え(※2)に振る舞われる甘茶を、ツバメのための蛇除けとして家の周りにまく風習があったそうです。最初の子育てが終わるとすぐ、次の繁殖が始まり、1シーズンに同じつがいが2度の子育てをするそうです。また、3度繁殖する例もあるとのことです。秋、無事に群れで南へ旅立つために、親鳥の懸命の子育てが7月過ぎまで続きます。※1…鳥のさえずり・鳴き声を、それに似た言葉に置き換えて聞くこと※2…陰暦4月8日の釈迦の誕生日に、花御堂に安置した釈迦像に甘茶を注ぎかける行事。
[文化資料館ブックレット3  身近な野鳥 (根) ]
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