ちがさき丸ごと博物館

テナガエビ

名称 テナガエビ 別名
所在地 相模川・小出川の下流から聖天橋、鷹匠橋付近・下町屋橋から新鶴嶺橋(通称赤橋)の間
概要 淡水に生息するエビは、ヌマエビ科とテナガエビ科に分けられます。茅ヶ崎にも両科のエビが生息しており、テナガエビ科では、テナガエビ、ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビの3種が小出川に、スジエビが相模川に生息しています。テナガエビ、ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビは体長9〜10cmに成長し、ハサミ足(第二胸脚)は体長とほぼ同じ長さになります。ヒラテテナガエビは、ハサミ足のハサミが他の種より幅広で平たくなっていて、それが名前の由来になっています。スジエビはハサミ足がテナガエビ類のように長くならず、体も小さく、成長しても体長5?ほどです。テナガエビは、古くから食用として親しまれています。小さいものは"川エビの唐揚げ"として居酒屋などでつまみのメニューに加えられています。テナガエビ類の多くは、3〜9月が繁殖期で、活発に移動するのは、梅雨時から盛夏にかけてです。テナガエビとスジエビは、淡水域で一生を過ごしますが、ミナミテナガエビとヒラテテナガエビは両側回遊種でふ化した幼虫(ゾエア)は川から流れに乗って海に下り、浮遊生活をしながらプランクトンを食べて育ちます。幼体になると、川に戻ります。小出川の下流から聖天橋、鷹匠橋付近にかけて、体長5cm前後のテナガエビ幼体がヌマエビ科のテナガエビに混じって、比較的多く見られます。たも網で水際の植物、石、コンクリート片の下をすくうと、よく入ります。地元の人の話では、かつて小出川では、多数のテナガエビを見ることができたそうですが、今では成体を見る機会は少なくなってしまいました。放流され続け異常に増えたコイにより小さいテナガエビ幼体がえさとして食べられてしまっているものと思われます。それでも、下流の下町屋橋から新鶴嶺橋(通称赤橋)の間では、ハサミの足の長さを加えると14〜15cmの成体が網にはいることもあります。千ノ川は水質の良い流れ込み付近に限っては、ヌカエビが見られるので、今後テナガエビが発見される可能性もあります。

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