ちがさき丸ごと博物館

テングチョウ

名称 テングチョウ 別名
所在地 市民の森
概要 テングチョウという名前は、鼻が高いためにつけられたものです。英語では、The European Beakで、くちばしに見たてたものでしょう。この仲間は日本には一種類しか住んでいませんが、系統的には大変古いようで、アメリカの第三紀層からテングチョウ科の化石が発見されています。独特の羽の形、頭部の先端から突き出た器官が長く発達し、ユーモラスな印象を与えるチョウです。六月中旬ごろ羽化し、山間や路上、がけのような場所に好んで集まります。私が初めてこのチョウを採集したのは三十数年前で、独特な姿に大いに魅せられたことを記憶しています。色はどちらかというと地味な方で、羽の表側はこげ茶色の地に鈍い朱色の大きなはん紋と白いはん紋二つがありますが、この鈍い朱色が何とも好感のもてるものでした。真夏以降は秋冬を通じて活動はほとんどせず、茂みの中などで眠って暮らします。越冬後の春先に道の真中で日なたぼっこをしていたりするのにふっと出合ったりすることがあります。茅ヶ崎市内でも何度か見かけたことがありますが、昨年の春、市民の森付近の学校建設用地に隣り合ったガレ場で数匹が飛んでいるのを見かけました。[]
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