ちがさき丸ごと博物館

初午(稲荷講)

名称 初午(稲荷講) 別名
所在地 市内全域
概要 2月中旬ころ 立春から初めての午の日。稲荷講の日。お稲荷様は、商売繁盛・農作の神である。藁に刺した油揚げとツトッコ(藁で作った簡単な容器)へ入れた小豆飯のむすびをお稲荷様に上げ、また、近所の子どもたちにも配った。
当市では稲荷は、屋敷神であったり、同族神であったり、地縁集団の神であったりする。漁村や多くの農村部では講を成しているが、講をつくらず家ごとに祀るうちも、ごくわずか北部の農村の中にある。
漁村では三日もかけて稲荷講を盛大に催したという。宿の縁先に、オハケサンという祭壇をつくり、早朝海から取ってきた砂を敷く。油アゲ・カケノウオ(掛けの魚)・赤いご飯が欠かせない供え物である。オハケサンにはオヤス(藁で作った筒状の容器)もつける。子供たちにとっても楽しい祭りであって、夜、子供同士集まって、太鼓をかついで叩きながら、縄ばりの中を歩いた。
芹沢には、毎年初午に、屋敷神としての稲荷のお仮屋(かりや)をつくりかえる家もある。
また、オタキアゲと称し、正月の内飾りはこの日に燃やすものであった。
[茅ヶ崎市史③ 民俗編 第六章 年中行事より ]
イメージ