ちがさき丸ごと博物館

花火の木製大筒

名称 花火の木製大筒 別名
所在地
概要 文化資料館の1階展示室に、明治時代に使われた木製の打ち上げ花火用の大筒が1本あります。昔の大砲のような恰好をしていて、長さが2m、径は一番太い部分で約40cm。花火の玉を発射するために、砲身のように内部をくりぬいてあります。その径は13cm。材質は松か杉のようです。おそらく1本の材木を真っ二つに縦割りして内部をくりぬき、合わせたものでしょう。火薬の爆発でも破裂しないように、竹のたがでぎっちりと巻いてあります。県内でも数少ない、大変珍しいものです。これは、明治のころに室田の青年たちが、自分たちで花火玉をつくって打ち上げ花火を楽しんでいたものです。また、明治38年(1905年)、日露戦争のがい旋を祝ったとき使われたともいわれています。筒と一緒に、明治24年1891年)に書かれた「烟火秘術法」と題した花火製作テキストも残っています。そのころ、今は松林中学校になっている松山で、火薬の材料をむしろに広げて干してある様子は、まるでトウガラシが干してあるようだったそうです。これらがなぜ室田に伝えられたかについては、いつごろかは不明ですが、東北の花火師が、京都での花火大会に参加した帰り道に伝授していったものといわれています。
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