ちがさき丸ごと博物館

ハマカキラン

名称 ハマカキラン 別名
所在地 茅ヶ崎の海岸地帯
概要 5月から6月にかけて茅ヶ崎の海岸地帯のクロマツの林の下に、緑色の目立たない花をつけ、人知れずひっそりと咲くラン科の花があります。花の名をハマカキランといいます。ハマカキランは、青森県から愛知県に至る太平洋岸のクロマツの林内にごく稀(まれ)に生える植物なのです。湘南海岸で初めて発見され、牧野富太郎博士が命名されました。今年の3月に刊行された『神奈川県植物法』には、茅ヶ崎、藤沢、平塚の海岸地帯で少数が確認されています。ハマカキランは、高地の林下に生えるアオスズランの変種になっています。また、山野、谷すじの湿地に生えるカキラン(花が柿(かき)色)に似て、海浜の固定砂丘に生育するのでこの名がついたといいます。昭和50年度社会教育教養講座「茅ヶ崎の野外植物を調べる実習コース」が催されたとき、講師の県立博物館の高橋秀男先生から、貴重なハマカキランのお話を初めて伺いました。湘南海岸に関係の深い植物ということで、講座の通信誌の名にハマカキランがつきました。その後、茅ヶ崎植物会が生まれ、会の機関紙にその名を受け継ぎ、今もなお発行されています。
/名前にある?ハマ?が示すように、海岸地帯の黒松林の下に生息するラン科の植物です。日当たりのよい湿地に生息するカキランによく似ていることから、ハマカキランと命名されたといわれています。青森県から愛知県までの太平洋岸の黒松林に分布することが知られていますが、初めて見つかったのは湘南海岸で、植物学界で数々の功績を残した故牧野富太郎博士によって大正7年に新種として記載されました。しかし、その後の研究によって、現在では山地に生えるアオスズランの変種とされています。4月下旬ごろに芽を出し、5月から6月にかけて、黄緑色に赤紫の斑紋を散らしたかわいらしい花をつけます。
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