ちがさき丸ごと博物館

美女塚

名称 美女塚 別名
所在地 下寺尾
概要 昔、寺尾に海円院と言う立派な寺があった。寺が出来る前、まわりの海では漁が盛んでよくとれたが、寺が出来るとその灯りで漁がとれなくなった。漁師の青年は寺に出入りし尼さんと懇意になっていた。尼僧と若者が逢っているのが、村の人々にも知れ、若者は考えた末に、尼僧に心中を打ち明けた。尼さんは、思案の結果若者に同情し、ある晩寺に火をつけた。そして、海はまた元のように漁がとれるようになった。寺跡には草が生え、礎石はそのままに残った。ところが尼僧はその後捕らえられ、中瀬の筒井の榎戸という所で、火あぶりにされてしまった。寺尾の人々は尼僧の霊を弔うために、そこにお堂を建て、処刑場には塚を造り、美女塚と呼んだ。お堂は白峰寺持ちであったが、いつしか朽ちて、戦後は塚と共に亡くなった。若者と尼僧の話だけが寺尾の人々の間に残っている。

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