ちがさき丸ごと博物館

高砂緑地

名称 高砂緑地 別名 原別荘跡
所在地 東海岸北1丁目
概要 市街地の緑/市立図書館の南隣、松の木立ちに囲まれた一角が高砂緑地です。ここに、明治の新派俳優として知られる川上音二郎が住んでいました。松の木立ちの中に石づくりの井戸枠が残っていて、この辺りが住居跡といわれています。元治元年(1864)博多に生まれた音二郎は、青年時代大阪で自由民権思想をうたった「オッペケペー節」で人気を集めました。明治24年(1891)「川上書生芝居一座」を結成、上京して成功しました。茅ヶ崎へは、尊敬する歌舞伎役者9代目市川団十郎が、明治30年(1897)に小和田(現在の浜須賀)に別荘を構えたため、団十郎を慕って別荘を建てて移り住みました。またその後、ここには「原別荘」が建てられました。原安三郎が大正8年(1919)にこの用地を取得し、昭和7年(1932)に洋館造りの母屋を建築し「松籟荘」と称しました。明治31年(1898)茅ヶ崎駅の開業とともに、この辺り一帯は、多くの人々が別荘を構えました。戦後、それらの別荘が姿を消していく中で、原別荘は往年の面影を変わらず残していました。昭和59年、市が原別荘を買収して「高砂緑地」として整備、開園した時に、松籟荘は老朽化により取り壊されました。
[ちがさき丸ごと博物館ガイドブック(文化財編)  ぶらり散歩 郷土再発見   茅ヶ崎市史ブックレット⑥ 茅ヶ崎の歴史遺産 ]
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