ちがさき丸ごと博物館

ホタル

名称 ホタル 別名
所在地
概要 ホタルは、詩情豊かな昆虫として子どもたちの遊び相手となり、詩にも詠まれ、夏の自然の清涼な贈り物して親しまれてきました。現在、世界では約二千種が、日本でも四十二種類のホタルが記録されています。ただ、幼虫のほとんどが陸生であるのに対し、マレー半島、セレベス島、インドおよび台湾、そして日本のゲンジボタルとヘイケボタルの幼虫が水生であるのは例外的存在であるということです。意外に思われた人が多いのではないでしょうか。ゲンジボタルの幼虫は、清流に生息し、カワニナという巻き貝をえさにしています。ヘイケボタルの幼虫は、ゲンジボタルと多少異なり、田んぼや小川で家の明かりが水面を照らしている場所に生息し、モノアラガイ、ヒメタニシなどをえさとし、どちらも九か月間で上陸、潜土、蛹(よう)化、羽化、成虫となります。茅ヶ崎に生息するホタルは、このヘイケボタルで、赤羽根、堤、下寺尾、行谷、芹沢に生息が確認されています。/夏の風物詩ホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルに代表されます。日本では四十二種類のホタルが生息していますが、この二種類は幼虫時代を水中で過ごし、他の多くは陸に棲(す)んでいます。長い幼虫時代に水中生活をするので、汚染には、より敏感といえるかも知れません。ゲンジボタルは、小川の淵(ふち)にある石や土手、木などに生えているコケ類に産卵し、直径0.5から0.6ミリくらいの黄色い卵を四百から五百粒も産みます。ヘイケボタルは、田の畦(あぜ)や土手に生えているコケ類に産卵し、ゲンジボタルの卵より一回り大きく、直径0.6から0.7ミリくらいの卵を七十から百粒産みます。産卵後二十から三十日で孵(ふ)化し、水中に入りますが、幼虫の体長は、ゲンジボタルで1.5ミリくらい、ヘイケボタルで2ミリくらいです。これから約十か月もの長い水中生活が始まります。ゲンジボタルの幼虫は、清流や湧(わき)水に生息するカワニナ、ヒメタニシ等の巻き貝を餌(えさ)にします。六回脱皮した後、三月下旬から四月にかけての雨や曇り空の夜に青白い光を放ちながら、棲みなれた小川から土の中へ潜り、土蛹を作ります。土蛹は五十日くらいで羽化し、成虫は、五月下旬から六月上旬にかけて発生します。ヘイケボタルの幼虫は、高温に強く、流れの止まった水田や池に多く棲み、モノアラガイ、サカマキガイ等の巻き貝を餌にします。四回脱皮した後、五月から七月にかけての雨や曇り空の夜に畦や土手に上陸し、土蛹を作ります。土蛹は三十日くらいで羽化し、成虫は、五月下旬から九月下旬までの約四か月にわたって長期間発生します。最も多く発生する時期は七月から八月ですが、ゲンジボタルほど一度にそろって発生しません。ゲンジボタルの成虫は15から20ミリくらいで全体にスマートで、ヘイケボタルの幼虫は、7から12?くらいで全体にずんぐりしています。ゲンジボタルとヘイケボタルの一番違う所は、赤い前胸にある黒い模様です。ゲンジボタルの前胸には黒い十字の模様があり、ヘイケボタルの前胸には黒くて太い一本の縦線があります。茅ヶ崎に生息しているホタルはヘイケボタルで、赤羽根、堤、行谷、芹沢で確認されています。
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