ちがさき丸ごと博物館

ホトケドジョウ

名称 ホトケドジョウ 別名
所在地
概要 市内には、ドジョウの仲間が2種生息しています。柳川なべで知られるドジョウと、ホトケドジョウです。ホトケドジョウは、ドジョウの仲間としては小型で、成魚になっても体長6cmどまり、ドジョウの半分ほどの大きさにしかなりません。ドジョウが水田や河川に広く分布するのに対し、ホトケドジョウの生息域は、水質の良い谷戸の細流などに限られています。ドジョウとの簡単な区別点は口ひげの数で、ドジョウが5対なのに対し、ホトケドジョウは4対です。体形もドジョウに比べ、ずんぐりむっくりした感じで、顔が丸く、ひょうきんな印象を受けます。春に産卵するので、初夏には小さな稚魚の姿を見ることが出来ます。稚魚は流れの緩やかな場所で育ち、水の中の中層部を泳いでいます。形態もドジョウらしくないので、メダカと間違われることもあります。県内では、多摩丘陵、三浦半島、大磯丘陵などに広く分布していたようですが、水路のコンクリート護岸、農薬・生活排水による水質悪化、谷戸の埋め立てによる生息環境の消失などにより激減しています。この現象は全国的なもので、国のレッドリストでは絶滅危惧種に位置付けられています。市内では、堤の清水谷と赤羽根13図の谷戸だけに生息しています。清水谷は相模川水系の支流駒寄川の源流域、赤羽根13図の谷戸は引地川水系の支流小糸川の源流域で、水系が異なります。小さな市でありながら、異なる水系の個体群が生息していることは極めて注目すべきことです。
谷戸の水質良好な泥底の細流にすむドジョウです。柳川鍋で知られるドジョウに比べるとかなり小型でずんぐりとした体型をしており、成魚でも体長は数?しかありません。大きさと体型から一見して区別できますが、ドジョウが10本の口ひげを持つのに対し、ホトゲドジョウは8本であることも顕著な区別点です。市内では、堤の清水谷で確認されていますが、かつては丘陵地にごく普通に見られた淡水魚だったと思われます。清水谷の近くに住んでいる人から、堤の辺りではこのドジョウのことを”ほとけっちょ”と呼んでいると伺いました。産卵期は3月から5月にかけてで、6月にはふ化して間もない稚魚が谷戸の小さな溜まりに群れている姿を見ることができます。

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