ちがさき丸ごと博物館

ミズキ(ミズキ科)

名称 ミズキ(ミズキ科) 別名
所在地
概要 ミズキはミズキ科の落葉高木です。枝は放射状に伸びて水平に広がり、階段状になる独特の樹形をしているので、遠目にもすぐミズキと分かります。葉はだ円形で、枝先に集まって互い違いに付きます。小さい花が枝先にびっしりと集まって付き、水平に広がった枝の上一面に白く浮き立って見えます。秋になると、球形の果実は黒く熟し、ヒヨドリが好んで食べます。ミズキは、根の吸水作用が大変強い木です。芽吹く前の3月ころにその力が最も強くなり、枝を切ると切り口から水がしたたり落ちます。ミズキ(水木)の名前は、この性質によるものです。昭和和61年(1986)3月末に大雪が降った時、水分の多い重い雪の上に、清水谷(やと)のミズキの太い枝が折れてしまい、そこから樹液が湧くように流れ出しました。ミズキは柔らかく細工しやすいことから、細工物の木地として使われています。大山こまや宮城県鳴子のこけしなどに使われているそうです。冬には赤く色づいた枝が美しく、冬枯れの寂しい林の中で目立ちます。東北や中部地方では、小正月にこの枝をうまく利用し、繭玉を刺して飾るそうです。またミズキは、子どもたちが枝分かれしたところをひっかけ、引っぱり合って遊ぶことから、カギッコ、スモウトリノキなどともいわれるそうです。ミズキによく似たクマノミズキは、ミズキより約1ヶ月遅く開花します。葉が向かい合って付いていることや、枝がやや上向きに反り返って伸びることなどで、ミズキと見分けることができます。ミズキは初夏を迎えると、真っ先に開花する木の1つです。高い枝の上で咲く花は、見逃してしまうことが多いようです。
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