ちがさき丸ごと博物館

室田

名称 室田 別名
所在地
概要 松林中学校の所から北側一帯を、室田という。江戸時代の室田村の範囲だ。ここは国道1号線の北側で海からは遠いが、藤沢境から始まる砂丘がこの辺りにも来ていて、それはさらに西に向って延びている。室田の古くから集落はこの砂丘の上に広がっている。砂丘の南端に室田の氏神、八王子神社がある。この社殿は、おそらく市内の神社の中では最も古いものであろう。三重たるき(垂木)で軒が深く、どっしりとした草屋根はなかなか良いものであったが、銅板ぶきにふき替えられた。この神社はもと、寒川で江戸時代から大きく商店を営んでいた日野屋という家の屋敷稲荷の社殿であって、いつのころか室田で買って移したものだ、という話があった。屋根のふき替え工事中に、古い棟札が出て来た。それには当時の村のおもだった人たちの名前と、明治14年8月22日の年号が書いてあった。あるいはこの日付けのころ、寒川から移したのかもしれない。明治のころ、村の青年たちが打ち上げ花火の火薬玉まで作って、手作りの花火大会をしていたという古老の話がある。明治38年には日露戦争戦勝祝いの花火大会もあったそうだ。このとき花火を打ち上げるのに使った木製の大筒が、今は市文化資料館に展示してある。
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