ちがさき丸ごと博物館

メジロ(メジロ科)

名称 メジロ(メジロ科) 別名
所在地
概要 メジロは、日本の野鳥の中でも最も小さい部類に入る鳥です。全長12センチ前後で、体重はわずか10グラム、1円玉10枚と同じ重さです。背の部分は暗い黄緑色で、翼は暗い褐色をしています。胸から下の部分は、少し汚れた感じの白色をしています。目の周りが白く輪になっているのが特徴です。英語でも、メジロ科の鳥をホワイトアイ(白い目)と呼び、この特徴が日本名の由来にもなっています。メジロは、日本全国の丘陵や山林、暖かい地域の林の中に生息しています。また、市街地の公園や庭にも姿を現します。市内では、北部の丘陵地のみならず、身近な市街地でも観察することができます。ただ、体が小さい上に動きがすばやいため、枝葉の茂みなどにまぎれてしまいがちです。 「チ−チュルチ−チュルチチルチチル」と早口でさえずります。また、「チー」と鳴きながら、波状に飛びます。アブラムシなどの昆虫や果汁を好んで食べ、細くとがったくちばしとブラシ状になった舌先で花のみつを吸います。特に桜や梅、ツバキなどの花のみつが好物のようです。早春に梅の花によく群がるためか、昔の日本画で「梅に鶯(うぐいす)」というタイトルで、メジロが描かれてしまっていることがあります。梅の花が咲くころ現れるウグイスとメジロを取り違えてしまったものと考えられています。また、「うぐいす色」という色が、ウグイスのくすんだ茶色よりもメジロの色に近いのも、これと似た混同によるものです。地方によっては、メジロをかごに入れて飼う風習があります。江戸時代には雄の鳴き声を競う「メジロの鳴き合わせ」という慣用句は、メジロが1本の枝に横に並び、寄り添って溜まる姿から生まれました。
[文化資料館ブックレット3  身近な野鳥 (根) ]
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