ちがさき丸ごと博物館

木簡

名称 木簡 別名
所在地 本村4丁目
概要 木簡は中国に起源を持つもので、木の札に文字を墨書きしたものです。奈良時代を中心に多く用いられてきました。形は短冊状が一般的ですが、その幅や長さ、端の形はさまざま。当時は紙と併用されていました。用途としては、物品の管理ための付け札、租税や物品を運ぶ時の品物に付ける荷札、行政上の文書や記録、書簡などがあげられます。茅ヶ崎からも昭和63年に調査された本村4丁目の居村B遺跡から、古代の土器類や多量の木製品に混じって木簡2点が出土しました。県下では4番目の貴重な発見でした。1号木簡は長さ16.1cmで、両端が欠けています。「道」の文字が続けて4つ以上墨書きされてあり、文字の練習をしたものと思われます。2号木簡は長さ29cm、幅4.6cmで、下端のみ残っていて、両面に文字が認められました。A面が本来の文書木簡で、文面から古代の国家的行事の「放生会(ほうじょうえ)」の内容であることがわかります。また、B面には「春部足人」「飛鳥部某」の人名が記されていて、その練習書きをしたものと考えられます。これらの木簡の出土は、他の出土遺物と考え合わせると、古代においてこの近くに国の出先機関のよう施設があったことを推測させ、律令制下のこの地域のあり方を考えるうえで貴重な資料となるものです。

[ウイキペデイア 百科事典用テキストデーター ]
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